新潟の旅

【時期】7月

【期間】2泊3日

【場所】新潟県

【移動】レンタカー

【目的】グルメ、芸術・文化

 

学生時代のドジロウは、お金をかけたくなかったので夜行バスや青春18切符を使った旅をよくしていました。それから社会人になり、すこーしだけ贅沢してレンタカーが仲間入りしました(贅沢か?と思うかもしれませんが、ケチなドジロウからすれば贅沢なのです)。すると北関東・関越方面に足を延ばす比率がぐっと増えました。

 

考えてみれば、北関東・関越方面は東海・関西方面と比べて鉄道網が密ではなく、本数も少ないため学生時代は無意識に敬遠していました。一方、道路は関越自動車道等があって意外と行きやすい。ゆえにレンタカーを使い始めてからおのずと増えたのですね。我ながら単純な行動原理です(笑)

 

そこで今回は新潟の旅についてご紹介します!

 

新潟は海と山があります。自然が豊か。そして食べ物が美味しい。「へぎそば」はご存知ですか?へぎそばは、布海苔をつなぎとして使ったお蕎麦です。とても香りがよく、歯ごたえがあって美味しいお蕎麦です。ドジロウはあまりそばを食べないのですが、これは美味い!お世辞抜きでまた食べたいです。考えてみれば、山から流れるおいしい水と、恵まれた海の食材を組み合わせた新潟ならではのグルメですよね。

 

水が綺麗なところには様々なグルメがあります。例えばお酒。有名なブランドに八海山があります。「海」と「山」の文字が入っています。まさに新潟ならでは。ドジロウは八海山ではないのですが、酒造見学に行きました。酒に詳しくない私でも製造工程のお話しはとても面白いです。酒造りでは麹が主役であって、人間は彼らが最大限パフォーマンスを発揮できるように陰で支えている。そんな印象を受けました。

 

新潟は粋?なところです。グルメはグルメでも、単純な味付けとかでは勝負を仕掛けないのです。歯ごたえとか、風味とか、素材に強みがあるので、それらを引きだすやり方で仕掛けてきます。ドジロウは少し料理をやるのですが、そういった方には新潟は面白いところだと思います。

 

また新潟の内陸(越後妻有地域)には「大地の芸術祭」というアートの取り組みがあります。所謂、街おこしです。地域の街や自然の中にアートが点在しています。3年に1度は「大地の芸術祭・アートトリエンナーレ」というイベントが一定の期間開催されます。この時は常設アート以外にも、期間限定の作品が街や自然の中に散りばめられます。こうしたアート活動は、最近では瀬戸内の直島を筆頭に見られますが、大地の芸術祭は国内上位(調べていないので正確ではありませんが、私個人がこれまで見た中では最大です)の規模です。

 

美術館のように「これがアートです」と明確に定義された空間内の作品とは違い、街や自然にあるアートは、その土着の文化と一体化する点で興味深いものがあります。ただ作品が一方的に空間に溶け込むのではありません。作品に影響を受け、街も変化していく。街を巻き込んだ現在進行型の作品といえます。作品を通して進化していく側面と、古来からの街の「らしさ」の側面が混ざり合う面白い演出です。

 

 

新潟は自然、文化、グルメの魅力がある良いところです。是非行ってみてください~。